続)バルセロナのデジタルマーケティング「barca2.0」戦略


 

あけましておめでとうございます。

皆様、本年も変わらずよろしくお願いします。

本年は冬期五輪にサッカーワールドカップとビッグイベントが目白押しです。

スポーツから明るい話題が沢山生まれる事を願っています。

 

さて、このブログの新年一発目の更新はやはり”スポビズ界のテクノロジー王者”である「バルセロナ」を差し置いて他にはいないでしょう。

本日はバルセロナが進める「barca2.0」戦略の続報をご紹介します。

 

みなさんは、LINEにてバルセロナと”友達”になっているでしょうか?

もし友達になっている方は正月休みの最終日にバルセロナから届いたこんなメッセージをご覧になりませんでしたか?

 

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まぁ平たくいうと正月休み最終日の暇な時間を狙った「アプリの紹介」と「スタンプの紹介」な訳ですが(笑)、

上部バナーをタップすると、このようにバルセロナが展開するアプリの一部が紹介されています。

 

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バルセロナでは「barca2.0」戦略の名のもとに、

モバイル空間を通してファンとより密接なコミュニケーションをとるべく、

様々なアプリを展開しています。

「FCB App Program」と題した開発者向けのプログラムも展開しており、

個人法人問わず様々な開発者がバルサブランドを用いたアプリを制作することが出来るようになっています。

そのような試みから生まれた新しいアプリが今回ご紹介するアプリ、

「FCB TimeRush」です。

 

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このアプリではバルセロナの選手がキャラクターとなりステージ上に登場し、

コインやトロフィーを集めつつ素早くゴールにたどり着くことで各ステージごとの評価ポイント(スター)を貯め、

ステージを進める事が出来る、とてもシンプルなゲームです。

 

ゲーム画面はこのような感じ。

 

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コインの獲得数やクリアの秒数に応じたクエストも存在し、

クリアするとコインを貰えるようになっています。

コインが貯まると様々なショップにてアイテムを購入することが出来ます。

 

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たとえばクライフを購入(恐れ多い…!!)すると、

アバター強化画面から購入したアイテムに基づく各パラメータの強化をすることが出来ます。

この場合はクライフさんの効果で(なぜか)スタミナが上がりました。

 

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とまぁゲーム自体は目新しいものでは無く、個人的に「Bike Baron」に似ているかなぁと思ったりもしましたが、

“バルセロナの選手が登場するゲーム”という付加価値が付く事で差別化が出来ている気がします。

 

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(*Bike Baron)

 

バルセロナのニューテクノロジーディレクターである、ディダック・リー氏 は、

「FCバルセロナはテクノロジー面でも世界の指針となることを目指している。私達はだいぶ前進したが、まだまだ、行なうべきことが残っている」

昨年のモバイル・ワールド・コングレスの際に発言していましたが、

この一年でのバルセロナのデジタル戦略の進捗には目を見張るものがあります。

 

(内々な話かもしれませんが、)日本のチームでも同様の展開はもっと推し進めるべきではないでしょうか。

開発者からするとクラブブランドを使ったゲームやアプリを作れるのであれば従来のものとは違ったテイストのアプリを開発出来るかもしれませんし、

一定数のユーザーを確保出来る事が約束されていることは非常に大きなメリットでしょう。(クラブ公式リリースの効果や今ならメディアも面白がって取り上げてくれるでしょうし)

マネタイズ手法としても、欧州チームが展開するようなBtoCでの課金は勿論、スポンサーを絡めたゲーム(例えば名古屋グランパスの選手が登場するレーシングゲームで使う車は全てトヨタ社製とか※例えばの話です)なんかを作れば別のキャッシュポイントもありそうです。

そのような形のレベニューシェアモデルが築ければ、チーム側も初期負担をだいぶ抑えて開発出来るというメリットがあるでしょう。

 

スポーツとテクノロジーが密接に歩み寄り、新たな価値を提供し、ファンとチームがモバイル端末を通じて常にコミュニケーションを取り続けるのが当たり前という時代はもうそこまで来ているのではないでしょうか。

2014年はどんな新しい取り組みが起こるでしょうか。

勿論私でお役に立てる事があれば協力させて頂きますので、何なりとお気軽にご相談ください!

 

2014年が素晴らしい年になることを願って!

今年もよろしくお願いします。

 


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山内 一樹
「ミレニアル世代の遊びの選択肢にスポーツを加える」ことを目指し、アクティビティとしてのスポーツの可能性を追求している。Jリーグ・Bリーグ・侍ジャパンといったコンテンツホルダーらとともに、主にSNSの活用を中心としたデジタルマーケティング施策の推進に従事するほか、渋谷区を起点に活動するサッカークラブ TOKYO CITY F.C. を立ち上げ、渋谷から新たなフットボール体験を産み出すための取り組みに挑戦中