スポーツチームのInstagram戦略


 

みなさんは「Instagram」をどれくらい使っていますか?

Facebookが10億ドルで買収したことで話題となったこのサービスですが(Facebook、Instagramを10億ドルで買収 [CNET]

米調査会社ニールセンの調査によると2013年の平均月間ユニークユーザーは約3,200万人と云われており、

その数は「Twitter」を抜いて世界第7位の月間UUを誇るアプリにまで成長したと分析されています。

※ユニークユーザー(Unique User)とは(kotobankより)

Webサイトにおいて、あるページを何人の人物が閲覧したかの数値である。つまり同一人物がそのページを複数回閲覧してもカウントは1となる。ただし、一般的にはその人物の特定はPCのIPアドレスなどで特定しているため複数でPCを共有している場合などかならずしも正確な数値とは限らない。

 

アプリのリリースからは随分日が経っていますが、日本国内においても徐々にユーザーが増えだし

初期の盛り上がりを上回る盛り上がり感を最近は感じられるようになりました。

では、そんな「Instagram」ですがスポーツチームはどのようにこのサービスを活用しているのでしょうか?

残念ながら日本では事例がほぼ皆無なのでアメリカのプロスポーツからその活用法を探ってみたいと思います。

 

■Boston Celtics (NBA)の場合

 

スクリーンショット 2014-01-23 9.11.11

 

NBAの強豪セルティックスでは他のNBAチームと同様に写真と動画によってファンとの繋がりを作っているのですが、

目を引いたのが昨年のクリスマス時期に投稿されていたこれらの写真です。

 

この2枚の写真はいずれもクリスマスギフトとしてセルティックスグッズを受け取ったファンから写真を募り、

その写真をセルティックスのアカウントで”Regram”(Retweetのようなもの)することでセルティックスのアカウントをフォローしている

多くのファンへ紹介されています。

このような形でファンを巻き込んでのキャンペーンはソーシャルメディアの王道とも言えますが、Instgramの特性と上手くマッチした好事例でしょう。

 

 

■Major League Baseball (MLB)の場合

 

次はチームでは無くリーグによる活用の紹介ですが、MLBの事例をご紹介します。

 

スクリーンショット 2014-01-23 9.36.48

 

右下に燦然と輝く田中投手の写真が目立つMLBアカウントですが、

フォロワー数は約70万人・ポスト数も約4,000と一大メディアとして機能している印象を持ちます。

このアカウントではオフシーズンは選手の移籍動向や先日このブログでもお伝えしたようなニュースを伝えたりしているのですが、

中でも特徴的な運用方法として現役選手は勿論として過去のレジェンド選手たちのバースデーまでを写真と共に祝うというものがあります。

 

 

このような運用はオールドファンを巻き込むという意味でも効果的でしょうし、

毎日の週間としてチェックしようという気持ちを喚起する効果もあるはずなので極めて有効な手法でしょう。

ただ、過去の選手の肖像を使用する場合は権利関係が課題となることも多かったり簡単に真似することは出来ないかもしれませんが、

それでもそのエッセンスから学び取る事が出来るものは多いのではないでしょうか。

 

■Philadelphia Eagles(NFL)の場合

 

最後はまた個別のチームの事例を紹介します。

全米5位の人口を誇る都市フィラデルフィアに本拠地を構えるイーグルス。

スクリーンショット 2014-01-23 9.46.33

 

ここでも同様にプレー時の写真やビデオをアップしているのは勿論ですが、

それらに留まらず試合が開催される日のフィラデルフィアの気温を写真で伝えたり、

プレーのデータをインフォグラフィックスで伝えたり、と

写真の加工方法がとても工夫されている印象を受けます。

 

実際写真を(僅かかもしれないですが)加工したりするのは手間が掛かるため、

避けて通りがちかもしれないですが、

一工夫加えるだけでシェアしたくなったり、毎日気になったりするから不思議なものです。

この辺りの細部へどれだけ拘れるかが運用においては極めて大切な要素なのでしょう。

 

 

というように、今回は「Instgram」の活用が上手いなぁと思うチーム・リーグの事例を3つほどご紹介しました。

日本においては、ユーザー数が2大SNS(Twitter・Facebook)に比べると決して多いとは言えないものの、

だからこそ今のうちに上手い活用を始めると、

既存のファンのみならず、先進的な「Instgram」ユーザーにリーチ出来る可能性も高く、

デジタルを駆使したマーケティングのパイオニアとして君臨出来る可能性もまだ残っています。

日本のチームでも好事例が増えて来たら、また纏めて紹介したいと思っています。

 

本日ご紹介したそれぞれのアカウントはこちらから。

■Boston Celtics (NBA)

http://instagram.com/celtics

■Major League Baseball

http://instagram.com/mlb

■Philadelphia Eagles(NFL)

http://instagram.com/philadelphiaeagles

 

 


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山内 一樹

山内 一樹

Sports UX Designer
⁂スポーツ×ミレニアルズ ⁂ Jリーグを中心にBリーグや侍ジャパンのミレニアルズマーケティング(特にSNS戦略・デジタル戦略)のお手伝いが主なお仕事。 ご相談などはお気軽に各SNSからどうぞ!