PKとTwitterの分かり易い関係性


 

日々熱戦が続くワールドカップも準々決勝まで駒を進めました。

今日の深夜には、フランスvsドイツにブラジルvsコロンビアという大会屈指の注目カードが実現します。

ラウンド16では延長戦に入る試合が実に8試合中5試合もあり、そのうちの2試合はPK戦にて決着がつきました。

これは大会が現行方式になってから最多の数値であり、いかに世界各国の力が拮抗しているかが分かります。

 

PK戦になった試合は、コスタリカvsギリシャとブラジルvsチリ戦ですが、

先日Twitter社から発表された最新のデータから、「PKとTwitterの分かり易い関係性」を見つける事が出来ました。

 

 

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上のグラフは、

ブラジルvsチリのゲームの「PK戦」が開始してからの

TPS(「Tweet Per Minutes」1分辺りのツイート数のこと)の推移を表しているのですが、

数値が奇妙なジグザグ形をしていることが分かります。

試合終盤のPK戦ならば右肩上がりにTPSが増えていってもおかしく無いように感じるのですが、

増えたり、減ったりしているのは何故でしょうか?

 

 

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先ほどの画像の一部を拡大したコチラの画像に注目すると、その答えが見えてきます。

選手がペナルティーキックの準備をすべくスポットに向かいだしたタイミングからツイートが減りだし、

レフェリーがホイッスルを吹くタイミングで更にツイートは減り、

選手がシュートする瞬間、TPSが底値に達します。

そしてPKを蹴った瞬間から、

ゴールorセーブされたことに対して世界中の人々がツイートをしだし、

一気にツイート数の山を迎えます。

そして、次のキッカーに順番が回ると、

また人々はつぶやくことを止め、テレビ画面に集中しだすのです。

 

このデータは実に興味深いものでした。

「ながら見」が定着してきた中で、

人々はまるで機械のように正確に画面越しから伝わる事象に対して得たエモーションをシェアしようとします。

 

 

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別の観点から見たとき、

このような「エモーショナルシェア」のモーメントを捉えたキャンペーンとして、

コカコーラが実施していた「ハッピースタジアム」キャンペーンが挙げられます。

 

 

コカコーラのTwitterアカウントでは、

このように試合中の様々なモーメント(ゴールの瞬間だけでなく、選手交代時なども)を

瞬時にネームボトルで再現し、Vineを通じて投稿をしていました。

 

人々の感情が瞬時に世界を駆け巡る現代において、

企業のマーケティング活動についてもかつてないほどのスピード感が求められるようになりましたが、

今回は最も分かり易い例として「PKとTwitterの関係性」を取り上げてみました。

 


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山内 一樹
「ミレニアル世代の遊びの選択肢にスポーツを加える」ことを目指し、アクティビティとしてのスポーツの可能性を追求している。Jリーグ・Bリーグ・侍ジャパンといったコンテンツホルダーらとともに、主にSNSの活用を中心としたデジタルマーケティング施策の推進に従事するほか、渋谷区を起点に活動するサッカークラブ TOKYO CITY F.C. を立ち上げ、渋谷から新たなフットボール体験を産み出すための取り組みに挑戦中