あなたもメガクラブのオーナーに!?投資に最適な欧州サッカークラブはどこだ


 

はじめに、こちらのランキングをご覧ください。

 

TSB20141015.001

 

1位アヤックス、2位アーセナル、3位セルティック?

5位と10位にはフランスの2クラブも。

欧州サッカーファンであっても、

このランキングが何を示しているのか、ピンと来る方は少ないのではないでしょうか?

 

このランキングは、

米大手格付け会社である「スタンダード&プアーズ(S&P)」社が発表した『Credit Football League』のレポートで明らかになったもので、

44の欧州クラブに対しての投資対象としての評価がなされたものとなっています。

 

S&Pでは、独自の解析モデルを用いて、株価の値動き・ピッチ内外でのパフォーマンス・財務状況などの要素をもとに、

17の株式公開クラブ27の非公開クラブの合計44クラブをランキング化しました。

 

レポートによると最も評価されたのはアヤックス(エールディビジ)。

アヤックスは国内リーグであるエールディビジを4連覇中であり、4年連続で欧州CLにも出場するなど安定的な成績を残していることに加え、

無理な戦力補強をすることもなく、安定した財務状況が評価されました。

 

2位のアーセナルについても同様の事がいえ、

国内リーグ及び欧州の舞台ではタイトルから長年遠ざかっているものの、

選手人件費が低く抑えられていることから高評価となっているようでした。

 

このランキングはトップ10以外も公表されており、11位以下は下記のようになっています。

 

TSB20141015.002

 

TSB20141015.003

 

表中の一番右に記載されているのが、「S&P」による評価となっており、

1位のアヤックスから11位のリヨンまでは当ランキングでも「トップ」評価、

12位のバレンシアから22位のウディネーゼまでは「平均以上」の評価、

23位のシエナから33位のポルトまでが「平均以下」の評価、

34位のアーヘン以下のクラブは「ボトム」評価、となっています。

 

また、右から2番目の列に記載があるのは、それぞれのクラブが上場している証券取引所を指しています。

1位のアヤックスはユーロネクスト・アムステルダム(ENXTAM)

4位のマンチェスター・ユナイテッドはニューヨーク証券取引所(NYSE)

というようになっています。

 

このランキングを俯瞰すると色々なことが見えてきますが、

ひとつ顕著なことは、ヨーロッパ北部に位置するチームと南部に位置するチームの違いです。

トップ10に入っているチームは、4チームが英国のチーム、3チームはドイツ、2チームがフランスで、首位アヤックスはオランダのチームです。

一方でランキングの下位チームに目を向けると、イタリア・スペイン・ポルトガルのチームが目につきます。

一概に言えない部分も確かにありますが、

それでも景気後退に見舞われ国内の経済状態が芳しく無かった国々のチームはなかなか厳しい評価となりました。

 

また、上場クラブについては、別途格付けがされており、

ランキングで首位だったアヤックスは「b+」の評価、

アーセナルは「bb+」

マンチェスターユナイテッドは「bb」

というような格付けとなっているように、

欧州クラブで一番高い評価を得たアーセナルも含めて上場している全てのクラブが「投資適格」との格付けをなされませんでした。

(※詳細は公式レポートよりご確認ください)

 

クラブが上場する目的は様々ですが、

多額の負債を減らすための資金調達手段としてニューヨーク証券取引所に上場したマンチェスターユナイテッドのような、

資金調達を主目的とした上場も多いでしょう。

(繰り返しますが今回のレポートではいずれのクラブも「投機的格付け」と格付けされています)

 

下記は、アヤックス、マンチェスターユナイテッド、ASローマのそれぞれの株の値動きです。

 

AJAX

 

MANU

 

ROMA

 

マンチェスター・ユナイテッドの値動きなどを見ると分かり易いのですが、

新監督であるファンハール氏が就任した5月からは段階的ではありますが右肩上がりの値動きを見せたものの、

シーズンが始まってからの期待を裏切るパフォーマンスにより、

徐々に右肩下がりのグラフとなっていくことが見受けられます。

 

クラブの成績が良ければ、

賞金や分配金の獲得、入場料収入・スポンサー収入の増加など経営的にも好影響が期待出来ることから、

株価も上がっていく傾向が見られますが、逆もまたしかりのようです。

これらのメガクラブの株式を保有する株主には「純粋な投資家として」という人だけではなく、

「ファンとして」「記念に」というような層が一定数いるとも予想されますが、

株の値動きには少なからず特徴があるようです。

 

今回のブログでは「S&P」のレポートに基づく、

各クラブの投資対象としての評価を見てきましたが、

上場しているクラブの株式を購入してオーナーになることも夢ではありません。

そのようなビッグな夢をお持ちの方に今回の記事が参考になれば幸いですw

 


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山内 一樹

山内 一樹

Sports UX Designer
⁂スポーツ×ミレニアルズ ⁂ Jリーグを中心にBリーグや侍ジャパンのミレニアルズマーケティング(特にSNS戦略・デジタル戦略)のお手伝いが主なお仕事。 ご相談などはお気軽に各SNSからどうぞ!