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スポーツシーンにおける拡張現実と仮想現実の未来


 

Perfumeによる圧巻のパフォーマンスが話題となったSXSW。

 

 

▼このステージは、未来からまっすぐに届いた:Perfume、SXSWでのパフォーマンス(WIRED)

http://wired.jp/2015/03/24/perfume-sxsw/

▼A Seamless Transition system between The Real World and The Virtual World.(Rhizomatiks社サイト)

http://www.rhizomatiks.com/archive/prfm_story_sxsw_mix/

 

このパフォーマンスや演出の何が凄いかは、ちゃんと解説出来ない   本題と逸れるため、上記記事をご覧頂くことを推奨します。

パフォーマンスが行われたSXSWというイベントは、Wikipediaの説明によるとこのように書かれています。

「サウス・バイ・サウスウエスト(South by Southwest、SXSW)とは、毎年3月にアメリカテキサス州オースティン市で行なわれる、音楽祭・映画祭・インタラクティブフェスティバルなどを組み合わせた大規模イベントである。1987年に音楽祭として始まり、毎年規模を拡大しているが、日本ではインタラクティブフェスティバルの方が知られている。 主催はSXSW社。」

 

なぜ、このブログで THE SPORTS BUSINESS のテーマとは一見関係なさそうに見えるSXSWを取り上げたかというと、

去年よりSXSWの中に「SXSports」という特設セッションが開かれるようになり、スポーツとテクノロジーが融合する未来についての興味深いやり取りが行われているからに他なりません。

 

今年のSXSportsでのトピックスは例えば下記のようなものがあります。

■How to Remain Relevant in Today’s Digital Age

http://schedule.sxsw.com/2015/events/event_IAP996641

■Acing the Sports Game with the Oculus Rift
http://schedule.sxsw.com/2015/events/event_IAP41602

■Gameday 2025: What’s In Your Living Room?
http://schedule.sxsw.com/2015/events/event_IAP41178

 

様々な注目のトピックスがあるのですが、

ちょうどリアルとバーチャル世界の世界を行き来するPerfumeのパフォーマンスが話題となったので、

今回の記事では「スポーツシーンにおける拡張現実と仮想現実の未来」について考えてみたいと思います。

 

この分野では元NFL選手であるChris Kluwe氏のこちらのTEDでのスピーチが有名です。

▼拡張現実がどのようにスポーツを変え共感を紡ぐのか(TED)

https://www.ted.com/talks/chris_kluwe_how_augmented_reality_will_change_sports_and_build_empathy?language=ja

 

元NFLの選手ということもあり、アメリカンフットボールを例に出してのプレゼンテーションですが、

アメリカンフットボールは、その用具の特性や戦術的な複雑さから、拡張現実との相性が良いと見受けられれますが、

今後数年のうちに、アメフトのヘルメットにグーグルグラスのようなプラスチック製のバイザーが取り付けられ、

コーチがタブレット等によりリアルタイムで指示した作戦や、気象状況などの情報が各選手のバイザー上に映し出されるようになるかもしれないといいます。

 

ar1

 

また、それだけでなく、スタジアムに取り付けられたカメラとバイザーによって各選手をトラッキングし、フィールドのどこにどの選手がいるのか、といった情報まで各選手のバイザーで確認が出来るようになるかもしれません。

今まで優れた選手は「鳥の目を持つ」などと形容されることがありましたが、近い将来は鳥の目を持つことはテクノロジーにより当たり前となるのでしょうか…。

 

vr1

 

拡張現実を活用して、プレーする際の参考情報が選手に伝えられるようになれば、

ゲームが更にスピーディーにエキサイティングになることは間違いなさそうです。

 

また、仮想現実についてもスポーツ界では着々と活用が進められ始めているようです。

たとえば、「Eon Sports VR」が提供しようとしているこちらのサービスでは、

HMDを用いて仮想現実内でのアメリカンフットボールのトレーニングが実践できるそうです。

 

vr2

 

HMDを装着すると、仮想現実内でアメリカンフットボールのプレー映像が始まり、

各フォーメーションでの動き方の練習などが出来るそうです。

 

 

仮想現実で出来ることはトレーニングに留まりません。

HMDを使用すれば、まるで自分がクリスティアーノロナウドになったかのように、ロナウド視点でクラシコを体験することが出来るようになるかもしれませんし、

自宅にいながらプレミアリーグのナショナルダービーをリバプールの本拠地アンフィールドで観戦出来るようになるかもしれません。

 

 

このような拡張現実と仮想現実は、スポーツのプレーレベルを今までにないくらい引き上げ、ファンの観戦環境に革命を起こすこともあり得ます。

そしてスポーツ選手に求められる素養・コーチや監督に求められる素養にも劇的な変化が生まれることでしょう。

 

海外の事例ばかりご紹介してきましたが、たとえば日本の大手企業では「コロプラ」がVRに積極的な印象を受けます。

▼仮想現実が限りなく現実に近づく!? VR(バーチャルリアリティ)についてコロプラ馬場社長に聞いてみた(ファミ通.com)

http://app.famitsu.com/20150312_498742/

 

承知の通り、今年よりコロプラはJリーグのオフィシャルパートナーとなったことで、

Jリーグオフィシャルライセンスを活用したゲームの開発はもちろん、位置情報解析によるサッカーの普及促進・莫大なプレイデータ解析による日本サッカーの水準向上への支援をしていく考えを明らかにしています。

前述したインタビュー記事や 現在の流れなどから推測すると、もしかするとコロプラがJリーグとともに、仮想現実・拡張現実における何らかのサービスをリリースする日も、そう遠くないかもしれませんね。

 

兎にも角にも、国内外・ハードもソフトも様々なプレーヤーが出始めつつあるこの領域。

本格的な普及、ビジネス展開まではまだ数年要するでしょうが、この波はスポーツ界の次の波となり、スポーツの未来を示すものとなるのでしょうか。

 


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山内 一樹

山内 一樹

Sports UX Designer
⁂スポーツ×ミレニアルズ ⁂ Jリーグを中心にBリーグや侍ジャパンのミレニアルズマーケティング(特にSNS戦略・デジタル戦略)のお手伝いが主なお仕事。 ご相談などはお気軽に各SNSからどうぞ!