ディズニーが300億円投資!?盛り上がりを見せるファンタジースポーツとは?


 

 

「Disney」社が、ファンタジースポーツサービスの大手「DraftKings」社に対して2億5000万ドル、日本円にしておよそ300億円の出資を実行するとウォールストリートジャーナルが報じました。

【ディズニー、ファンタジー・スポーツ企業に出資―狙いは広告収入(THE WALL STREET JOURNAL)】
http://jp.wsj.com/articles/SB12451244521881693796604580559212492575520

 

日本円にして約1000億円と企業価値が評価されての出資だったようですが、大規模な出資をDesneyが決断するに至った「Draftkings」そして「ファンタジースポーツ」とは一体何なのでしょうか?

THE SPORTS BUSINESS の熱心な読者の方であれば、「いまさらファンタジースポーツ?」と思われるくらい、決して新しいサービスではないファンタジースポーツですが、その概要をファンタジースポーツの一種である「ファンタジーベースボール」のwikipediaから引用すると次のようになります。

実在のプロ野球選手を一定のルールの下に編成して仮想の自分のチームを作り、実際の野球におけるその選手の成績をポイント化して総合ポイント等を競うゲーム(シミュレーションゲーム)である。(Wikipediaより)

よくあるスポーツゲームのように、自分がチームマネージャーとなり選手を編成するというところまでは何ら変哲がありませんが、重要なのは「実際の競技結果がゲームに反映される」という部分で、実際のリーグで選手が活躍すればその選手を編成しているチームのポイントは高まりますし、選手の活躍が今ひとつだとチームポイントは下がるため、活躍しそうな選手を見極める目が必要とされます。

 

そのようなファンタジースポーツサービスを提供する会社は幾つかあるのですが、Disneyから巨額の出資を受けたDraftkingsは2012年設立ながら急成長を遂げており、非常に注目をされています。

2013年にはこのような記事がTechCrunchから配信され話題を呼んでいました。

【自分で選手を“ドラフトした”架空のチームが対戦するファンタジースポーツのDraftKings絶好調, シリーズBで$24Mを調達(TechCrunch)】
http://jp.techcrunch.com/2013/11/27/20131126draftkings-24m/

 

 

ファンタジースポーツの実際の遊び方の流れは基本的にどのサービスも同様で、ヤフージャパンが提供している「ファンタジーサッカー(ファンサカ)」を例にとり、順序を追っていくとこんな感じになります。

 

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まず、自分のチームを設定します。ファンサカでは、クラブ名・エンブレム・紹介文が編集出来ました。

 

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チームの概要が決まったら、選手を獲得するのですが、基本となるフォーメーションをまず選択し、選択したフォーメーションに基づき各ポジションに必要な選手を獲得していきます。

 

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今回は「1-4-3-3」を設定したので、GK1人・DF4人・MF3人・FW3人を獲得します。

初期は選手獲得に用いることの出来る費用が100ptなので、この予算内で希望する選手を獲得していきます。

 

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ポジションや所属クラブなどで選手を検索することが出来るのですが、これはDFを検索した際のページです。

下平選手・森脇選手の選手価格が高額なのはJリーグ第4節にてゴールを決めている影響でしょう。

スタメン11人を予算100ptで抑えなければいけないので、1人あたりに使える予算は平均9ptです。

ゴールを決めるとポイントが上がるということも踏まえると、前線の選手にポイントを多くかけるのもコツかもしれません。

 

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このように各ポジションの選手を獲得していった結果出来上がったチームは上記のようになりました。

 

 

ユーザー自ら編成した選手たちが、実際の試合に出場したり、ゴールを決めるなど活躍すると、

選手価格が上がり、そのポイントを他のユーザーと競い合うというのが基本的なファンタジースポーツの遊び方となっています。

要点は「まだ活躍していないけれども今後活躍する可能性の高い選手を、いかに安く多く獲得出来るか」が鍵を握っています。

 

このようなファンタジースポーツはアメリカ国内で年々人気が増しているのですが、その背景にあるのは何と言っても、ギャンブルの要素です。

アメリカでは実際のお金を用いてファンタジースポーツを遊ぶことができ、一言でいうと「スポーツギャンブル」と表現でき、プレーヤー数は約4000万人、その市場規模は50億ドル(約6000億円)にも及ぶと言われています。

 

日本では前述したようにヤフージャパンによるファンサカや各種ファンタジースポーツサービスが存在するのですが、

その盛り上がりはアメリカと比較するとまだまだ大きなものとはいえません。

ギャンブル的要素の有無がサービスの人気に関する大きな要因になっているのは間違いないでしょうが、ひと工夫加えることで現状を打破し、アメリカ並みの盛り上がりになるようなスパイスはあるのでしょうか。


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山内 一樹
「ミレニアル世代の遊びの選択肢にスポーツを加える」ことを目指し、アクティビティとしてのスポーツの可能性を追求している。Jリーグ・Bリーグ・侍ジャパンといったコンテンツホルダーらとともに、主にSNSの活用を中心としたデジタルマーケティング施策の推進に従事するほか、渋谷区を起点に活動するサッカークラブ TOKYO CITY F.C. を立ち上げ、渋谷から新たなフットボール体験を産み出すための取り組みに挑戦中