【2015年夏版】スポーツチームのデジタルマーケティング取り組み状況まとめ【国内編】


 

こんにちは。山内一樹( @kazuky111 )です。

前回のエントリー「若者をスタジアムに呼びたければ若者の声を聞けば良い」は書いた本人もびっくりの大変大きな反響を呼びました(汗)

若年層ファンの獲得に少しでも役に立てればこれ以上の喜びはありません。

大したことは出来ないですが、、引き続き、必要があれば各種SNS経由でも構いませんのでお声がけください。

 

さて、前回のエントリーの流れも汲みつつ、今回扱うテーマは「デジタルマーケティング」。

ちょうど昨年から講師を務めさせて頂いている「VANTAN SPORTS ACADEMY」にて、デジタルマーケティングに関するお話をさせて貰う機会があったので、リサーチしていた最新情報をまとめました。

 

ということで!

【2015年夏版】スポーツチームのデジタルマーケティング取り組み状況まとめ【国内編】」いってみましょう〜。

 

【前提】

<調査チーム>

プロ野球12チーム・サッカーJ1J2の40クラブの合計52チーム

<調査対象>

SNS:Twitter・Facebook・Instagram・LINE

WEB:自チームサイト(アクセス数・レスポンシブル・スマホ対応)

アプリ:iOS・Android

<調査方法>

・各メディア毎の取り組みをランキング化してスコアに

・各スコアの合計を最終ランキングとする。

 

このような前提のもと、各チームの取り組みを調査しました。

デジタルマーケティングとは、オウンドメディアだけでなく、ペイドメディア・アーンドメディアも含めた活用が鍵になります。

よって、上記の調査だけでは一概に「どこのチームがデジタルマーケティングに優れている」という結論は出せないのですが、

あくまで今回は上記の前提のもと導き出された結果を整理してお伝えします。

 

【結果】

TSBデジタルマーケティング資料.001 TSBデジタルマーケティング資料.002 TSBデジタルマーケティング資料.003

 

上記の結果は、

・「Twitter」「Facebook」「Instagram」「LINE」の活用状況

・自チームサイトのアクセス数(Similar Web を参照)、レスポンシブデザインか否か、スマートフォン対応がされているか

・スマートフォンアプリをリリースしているか

といった3点を中心にリサーチし、

積極的な活用を見せているチームを「TOPグループ」「2ndグループ」「3rdグループ」と分類しました。

 

結果をご覧頂くとお分かりになるよう、

やはりパリーグの各球団はどこもデジタルマーケティングに積極的に取り組んでいる印象を受けました。

 

「TOPグループ」にはパリーグ4球団の他に、セリーグから阪神タイガース、Jリーグからはセレッソ大阪がランクインしました。

意外な結果だったでしょうか??

阪神タイガースは、TwitterFacebookをうまく活用し、サイトへのアクセス数も上位の結果でした。

セレッソ大阪は、Facebookへのいいね数が今回の調査対象の中で最も多く、サイトもレスポンシブデザインに対応しており、非常にしっかりと取り組んでいる印象を持ちました。

 

「2ndグループ」にもプロ野球球団が多く入りました。

このグループでは独自色の強いアプリをリリースしているチームが多く

オリックスは、「バファローズアラーム」「バファローズ・にょきにょき」などのアプリを、

マリノスは、「F・マリノスラン」「横須賀市presents TOUCH THE F・マリノス」といったアプリをリリースしています。

 

「3rdグループ」では、J1J2問わずJリーグのチームも多く見受けられるようになりました。

大宮アルディージャ松本山雅はレスポンシブデザインを採用しており、使いやすいサイトになっていますし、

ガンバやFC東京などもSNSで相当数のファンを抱えています。

 

では、各カテゴリーごとに、どのチームが優れた運用をしているかも見ていきましょう。

 

TSBデジタルマーケティング資料.004

 

まずはTwitterから。

Twitterアカウントは各チーム複数運営をしているケースがあり(マスコットのTwitterアカウントや軟式Twitterアカウント)、

そういった派生アカウントも含めるとランキングは変動してくるでしょうが、あくまでメインのオフィシャルアカウントに絞ると上記のような結果となりました。

 

 

TSBデジタルマーケティング資料.005

 

次はFacebookのいいね数です。

世界的なスター選手であるフォルラン選手の影響もあってか、セレッソ大阪が他のJリーグチーム、プロ野球チームを抑え圧倒的な数字でトップに位置します。

 

 

TSBデジタルマーケティング資料.006

 

次はInstagramのフォロワー数です。

こちらもTwitterと同様に、マスコットのアカウント(川崎フロンターレ)や最新グッズ紹介用アカウント(FC東京)があったり、

上記の表には記載していませんが、美女ファンを紹介するアカウント(ヴィッセル神戸)やチアリーダーチームのアカウント(西武ライオンズ)があったりするので、一概には言えませんが上記のような結果となりました。

まだまだ、Instagramアカウントを保有している日本のチームは少ないですが、

総合ランキングでも「TOPグループ」に入った日本ハム・楽天は既に10,000人を超えるフォロワー数を誇ります。

 

日本国内において、ここ1年で最も利用者数が増加したSNSともいわれるInstagram。

確かにTwitterやFacebookと比べると利用者数はまだまだ多くないですが、今後益々伸びるであろうサービスに目をつけ、

先行投資という意味も込めつつアカウントを開設し運用する姿勢こそが、

デジタルマーケティングを成功される秘訣なのかもしれないと日本ハム・楽天の取り組みをみて感じます。

 

 

TSBデジタルマーケティング資料.007

 

最後はWEBサイトのアクセス数です。

SimilarWEBを使っての調査なので実数とはかけ離れていると思いますが、

毎日試合があるプロ野球チームの中に鹿島アントラーズがランクインするという結果になりました。

 

ちなみに、WEBサイトがレスポンシブデザインで作られているチームは、

・プロ野球:広島カープ

・Jリーグ:松本山雅・セレッソ大阪・大宮アルディージャ・FC岐阜

でした。

 

プロスポーツチームのWEBサイトに関しては、

以前書いたエントリー「欧州CL出場クラブのHPから読み解くサッカークラブHPのトレンド」を参考にして欲しいですが、

現代のプロスポーツチームのHPとして評価されるポイントは、

・空き時間の度にアクセスしたくなるようなメディア的運用

・様々なデバイスに対応させるためのレスポンシブルデザイン

・シンプルかつリッチなチケット購入体験

といった点であり、まだまだ改善の余地があるかもしれません。

 

 

というように、ここまで様々なデータをもとに、

各スポーツチームのデジタルマーケティングへの取り組み状況をまとめてきました。

 

冒頭にもお伝えしたように、

デジタルマーケティングとは、オウンドメディアだけでなく、ペイドメディア・アーンドメディアも含めた活用が鍵になるため、

今回の調査だけでは一概に「どこのチームがデジタルマーケティングに一番優れている」という結論は出せません。

 

今回の記事でお伝えしたかったのは、

「どこが優れている」「どこがダメだ」といったように各チームごとに合否の烙印を押すことではなく、

様々なチームが、様々なデジタルメディアに対してどのように取り組んでいるかという情報を纏めることで、

参考にできる事例が増え、デジタルマーケティングの分野から日本スポーツを更に盛り上げていきたいという思いです。

 

「海外版」があるのか、「2015夏版以外のシーズン版」があるのか、

継続性はまったく未知なエントリーですが、どこかのどなたかのお役に立てれば幸いです。。

 


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山内 一樹

山内 一樹

Sports UX Designer
⁂スポーツ×ミレニアルズ ⁂ Jリーグを中心にBリーグや侍ジャパンのミレニアルズマーケティング(特にSNS戦略・デジタル戦略)のお手伝いが主なお仕事。 ご相談などはお気軽に各SNSからどうぞ!