バルセロナのスマートフォン戦略


 

こんにちは!!

今回は前回のブログの続きということでバルセロナが提供するスマートフォンアプリを幾つかご紹介します。

 

1)FCB Street Run

 

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バルセロナの選手となったユーザーが、後ろから追いかけてくる「crazy fans」(※注:公式サイトより)に捕まらないように逃げながらカンプノウを目指すというストーリーです。

アプリのテイストとしては「temple run」に近いといえばイメージしやすいかもしれません。

紹介動画はこちら。

 

これ非常に面白いです。

ゲームを進めて行くとコインを獲得出来るのですが、

コインを貯めると実際の選手をキャラクターとして使う事が出来るようになります。

 

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この手のゲームではお約束ですが、

コインを自力で稼ぐ事に心が折れてしまった場合は、お金を払えば仮想通貨を購入することが出来ます。

さすがバルサ。抜け目ありません。

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2)FCB toons Town

 

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こちらは所謂「街づくりゲーム」です。

最高の設備を整え、サッカーチームを発展させるための数多くの条件を揃えて、理想の町を作り上げていくゲームです。

こちらも紹介動画があるので、まずはそれを。

 

プレイ画面はベーシックな街ゲーです。

この画像はまだまだ初期ですがw

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このアプリが素晴らしいと思う点はゲーム性の高さは勿論ながら、

ゲームを進めて行く過程でバルセロナの有名な建物や観光スポットも合わせて楽しめるようになっているという点にあります。

クラブは街の顔。

実際バルセロナというクラブのことは良く知っていても、街のことは「サグラダファミリア」くらいしか知らないというサッカーファンも少なくないと思いますが、

このゲームを通じてバルセロナという”街”についても沢山触れる事が出来ます。

 

 

バルセロナのテクノロジーエリアの幹部、”ディダック・リー氏”は、

これらのカジュアルゲームについて、

「若者に向けたゲームで、バルサ・トゥーンが、若者にアピールするのを手伝ってくれることだろう。バルサへの感情を小さい頃から植え付けていくのは大事なこと。ニューテクノロジーは、こういったバルセロニズムを広めていくのには最適です」

と、説明しています。(http://www.fcbarcelona.jp/club/detail/article/fcb-first-toons-app-for-smart-phone

 

もうこの言葉に集約されているとも思いますが、僕ら世代がパワプロで野球のルールを覚え、ウイイレで世界のサッカーに興味を持ちスポーツにのめり込んで行ったように、

現代においてゲームがスポーツ体験への入り口になっていることは紛れもない事実です。(その逆もしかり)

 

ただ、パワプロやウイイレなどのスポーツゲームでは当然のことながら、スポーツに潜在的に興味のある人が殆どなので、真の意味での掘り起こしとはなっていないかもしれません。

そこに、今回ご紹介したバルセロナのアプリのような、

サッカー(バルセロナ)はあくまでメインの役割では無く、

ゲームを盛り上げるための付加要素として設計されていることで、

当初は全く興味の無かった人でもゲームを通じて、

バルセロナに興味を持ち出すというのは自然の流れでは無いでしょうか。

 

勿論そうするためには「ゲーム」として勝負せねばならず、「angry birds」などと争うことになるわけなので、

クラブがイチからゲームを作る事が早いのか、

はやりのゲームに乗るのが早いのか、

微妙な所もありますが。。

 

ということで、2週にわたりバルセロナのスマートフォン戦略をご紹介してきましたが、

いかがだったでしょうか?

 

最新のテクノロジーを用いて、

新規顧客開拓を継続的に行っているバルセロナ。

彼らのピッチ上でのまばゆいばかりの輝きは、

一見遠回りにみえるような、陰の努力と哲学が、

積もり積もった結果なのかも知れません。

 

 


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山内 一樹
「ミレニアル世代の遊びの選択肢にスポーツを加える」ことを目指し、アクティビティとしてのスポーツの可能性を追求している。Jリーグ・Bリーグ・侍ジャパンといったコンテンツホルダーらとともに、主にSNSの活用を中心としたデジタルマーケティング施策の推進に従事するほか、渋谷区を起点に活動するサッカークラブ TOKYO CITY F.C. を立ち上げ、渋谷から新たなフットボール体験を産み出すための取り組みに挑戦中